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フラップレス手術ができる人・できない人

監修医より

インプラントは誰でも受けられるわけではない

インプラント治療は身体に大きな負担がかかります。心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中などを引き起こして6ヶ月以内の方は、インプラント治療が受けられません。またガン治療のために放射線治療を受けている方や、血友病などの血液疾患をお持ちの方などは、インプラントが受けられないため注意しましょう。

もともと骨がない場合や、歯茎の中の神経が複雑に走っている場合は、手術の際の大きなリスクを伴うことからインプラント治療が受けられません。

上記の疾患を持っている場合でも、症状をコントロールできる場合や状況によっては、インプラント治療を受けられる場合があります。その際は担当医との相談が不可欠になります。

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インプラント治療ができない人

心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中を起こしてから6ヶ月以内は基本的にインプラント治療は禁忌です。

ガンの治療で放射線治療を行っている人も、基本的にインプラント治療ができません。特に顎骨に放射線を受けている場合には外科処置は禁忌です。歯科麻酔により骨髄炎を起こす可能性があるため、麻酔を行うことも禁忌とされています。

他にも血友病などの血液疾患は外科処置が禁忌ですし、普段ケガをした時に血が止まりにくいという自覚がある人は必ず歯科医師に伝えましょう。

また、疾患ではありませんが、以下のような人も治療をおすすめすることはできません。

  • あごの骨の成長が終わっていない概ね16才以下の方
  • 歯磨きなどの日常の手入れが充分にできない方
  • アルコール依存症の方
  • ヘビースモーカーの方
  • 医師との協調が得られない、精神的に問題のある方
  • チタンへのアレルギーを持っている方

特にインプラントは定期的なケアとメンテナンスを必要とします。天然の歯と同じように、きちんと日常の手入れをしないと、歯の周りに汚れがたまり、炎症を引き起こします。これを『インプラント周囲炎』といいます。初期の段階ではインプラント周囲の歯肉が腫れ、その後、インプラントを支えている歯槽骨を吸収してしまいます。

最終的にはインプラントが使えなくなり、撤去することも。ですので、インプラント治療を行う際には、必ず歯周病の検査・治療も行います。

治療の可能性を広げるフラップレス手術

通常のインプラント治療は外科手術となるため、治療の際に出血が伴います。禁忌症の中には切開すると出血が多くなることや傷の治癒が通常よりも遅くなることが原因となり、インプラントができないケースもあるため注意が必要です。

しかし、歯茎をほとんど切開せずにインプラントを行うフラップレス手術であれば、小さな穴を開けるだけなので傷も小さく、出血もわずかで治療を終えることができます。禁忌症であってもインプラントができる可能性が広がるのです。

フラップレス手術ができる人

基本的にフラップレス手術ができる人は、その他のインプラント術式と変わりません。

成人している方

女性は18歳、男性は20歳以降であれば、骨の成長が止まる方が多く、それ以降の方であればフラップレス手術も同様に受けることができます。

18歳以下の場合は、骨の発育が続いており、インプラントが顎骨に埋没してしまう恐れがあるため、基本的にインプラント治療は行いません。

全身疾患のない方

その疾患の状態によって、医師と相談して判断するため、絶対できないという訳ではありませんが、ある方の場合は判断までに時間がかかります。

歯周病のない方

歯周病は、歯の土台となる骨を溶かしてしまうため、歯周病の進行が進んでいる場合、インプラントの土台の埋め込みができないことがあります。

CTでの確認も経てになりますが、歯周病のある場合は、フラップレス手術は難しいと思っていただいた方がよいです。

フラップレス手術ができない人

フラップレス手術は歯茎の切開がない分、患者さんの骨を直視することができません。

そのため、骨の状況をCTで確認しますが、下記のような方の場合は、切開して慎重にドリリングをしなければなりません。

土台の骨の幅が狭い方

骨の幅が狭い方は、インプラントの土台部分が露出してしまい。充分な安定性が保てません。

人工骨の埋め込みを行うことでインプラント施術を行うことは可能ですが、骨を直視しなくては判断が難しいため、CT、診療時に骨の幅が狭いと判断した方には、フラップレス手術はおすすめできません。

土台の骨の高さがない方

骨の高さがない場合も、切開をしなくてはならず、フラップレス手術を受けることができません。

歯の土台の骨の奥は空洞となっており、土台の骨の高さが十分でない場合、インプラントの土台が空洞まで達してしまいます。この場合も骨とインプラントの土台が結合しないため、安定性が保てません。

この場合は、サイナスリフトという術式で、空洞に人工骨を入れ、造成されるのを待ちます。

神経の走り方が複雑な方

インプラントは顎骨をドリリングで穴を空けなくてはいけないため、神経の走り方が複雑な場合、どうしても直視をした上で対応する必要があり、フラップレス手術による無切開術式は厳しいのです。

インプラントの禁忌症について

たとえ持病が理由となり通常のインプラント治療が受けられなかった場合でも、切開範囲が小さいフラップレス手術を行えば出血も少なく、インプラントができるケースがあります。さらにインプラントの禁忌症であれば一律インプラントができないわけでなく、担当医との連携の下症状をある程度コントロールできるのであれば、インプラントができる可能性もあります。

心疾患

心疾患とは、心筋梗塞や狭心症などといった心臓で起きる病気の総称です。外科手術は心臓に負担が伴うため、禁忌症になる病気が含まれています。

かかりつけの内科医の先生と連携が獲れており、病状がコントロールできていれば、インプラント治療は可能となるそうです。

脳血管障害

脳血管障害は、脳にある血管が障害を受けることにより生じる疾患の総称です。脳血管障害は既往歴があっても併発疾患や運動障害がなければ、インプラント治療を受けられる可能性があります。

消化器疾患

肝臓や胃、腸に疾患のあるかたも、インプラントは禁忌症とされています。肝臓であれば、末期や急性といった事情でもない限り問題とならないそうです。

胃や腸といった部分については、投薬によって容態に変化が起こる可能性もありますが、内科医との連携がうまくとれていれば手術は可能となります。

腎機能障害

腎機能疾患には、腎障害、腎不全といった病気が含まれます。腎機能障害が起こると、傷の治りが遅くなったりしているため、手術自体の禁忌症として扱われています。

腎機能障害の場合でも、病状がコントロールされていれば手術を受けることが可能です。フラップレス手術なら、傷口自体が小さいため、より可能性が広がるでしょう。

骨粗鬆症

骨粗鬆症は、顎の骨と埋め込んだインプラント体の結合が阻害される要因となるため、インプラントの禁忌症として扱われています。

骨粗鬆症の進行度合いによって手術の可否が変わりますが、インプラント学会でもどの程度という明確な区分はできていないようです。主治医と相談し、連携を取ることで、成功に近づきます。

【滝澤先生に聞く】インプラントのFQA

インプラントができない人はどんな人ですか

心臓病や脳卒中、脳梗塞を引き起こして6ヶ月以内の方、顎の骨が少ない方、重度の歯周病を患っている方、その他禁忌症の方はインプラントはできません。さらに骨が成長途上の16才以下の方やアルコール依存症、ヘビースモーカー、チタンアレルギーなどの方もインプラントを行うと何らかのトラブルが生じる可能性があるためあまりおすすめできません。

禁忌症には何が含まれていますか

インプラントの禁忌症には、血糖値をコントロールできない重度の糖尿病や心臓疾患、肝臓疾患、白血病や血友病などの血液疾患、さらに免疫不全や放射線治療を受けている方などが含まれます。

骨が足りない場合はどうしたらいいですか

インプラントを入れる骨の量が足りない場合は、自分の骨や人工骨を移植して骨の厚みを増やすことによりインプラント治療が可能になります。また、骨再生療法(GBR法)を行うことにより、失った歯を再生させることも可能です。骨が十分な量再生すれば、インプラント治療ができるようになります。

どんな病院を選べばよいでしょうか

技術があり経験豊富な歯科医がいることはもちろんですが、さらにインプラント治療を行うための設備が十分に揃っている病院を選ぶことが大切です。また、これまでの実績や治療法、治療のメリットやデメリットをきちんとWEBサイトに記載しているかどうか確認しましょう。患者にとって必要な情報をきちんと掲載してる歯科医を選びましょう。

監修者紹介

滝澤聡明

滝澤 聡明医療法人社団明敬会 理事長

滝澤理事長の運営するクリニックでは、全国のクリニックでも数少ない「全症例の9割近くをフラップレス手術で行っている」クリニックです。

患者さんのためになる施術・カウンセリングを心がけており、フラップレス手術を推進するのもその思いがあってこそ。

「医療は絶えず変化するもの。だから自分の医院の診療もその変化に必ずついていく」という考えのもと、新しい技術を積極的に取り入れています。

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運営者情報

ヘルスケア編集部全研本社株式会社

歯を失った場合の治療として、主流になりつつあるインプラント治療。しかしフラップレス手術は、ネット上はおろか書籍でもまだまだ情報が少ない治療方法です。

「メスを使わないインプラント」は、我々患者にとってメリットが大きいはず。そこで当編集部は、フラップレス手術を前面に押し出している医療法人社団明敬会に取材を申し込みました。

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免責事項

切らないインプラント施術 フラップレス手術のすべて
監修:医療法人社団 明敬会

タキザワ歯科クリニック
03-3685-1444

湘南藤沢歯科
0466-37-3090

一般的な費用相場
190,000~400,000円程度(税抜)
※インプラント1本の埋入価格

【インプラント治療にかかる期間】
インプラント治療にかかる期間は、平均6ヶ月~12ヶ月。

主なデメリット
歯茎の骨の形状、神経の走り方によって受けられない人がいる。

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