インプラントの基礎知識
インプラントはそもそも何か。痛みを伴う治療なのかや手術後の痛み、2次手術、痛みのピークなどインプラントの基礎知識についてまとめました。
インプラントとは?
インプラントとは「第二の永久歯」と呼ばれるほど、天然の歯と変わらない感覚を取り戻せる治療法です。
歯を失った部分のあごの骨にチタン製の人工歯根「インプラント」を埋め込み、人工歯根の上に人工の歯を取り付けます。こうすることで、本来の歯の機能を回復させる治療方法なのです。
治療費は残念ながら保険適用外ですが、天然の歯のようにものをしっかり噛め、元々の歯に近い美しさも実現できるので、世間ではある程度の需要があります。
このサイトでは、インプラント手術の中でも特に痛みや出血が少ないとされる、「フラップレス手術」について、詳しく取り上げています。
インプラント本体について解説
基本的にインプラントの構造は、インプラント体・アバットメント・上部構造(かぶせ物)の3つのパーツから成り立っています。それぞれのパーツについてご説明しましょう。
インプラント体
インプラント体は、フィクスチャー(人工歯根)とも呼ばれるもので、顎の骨にこれを埋め込みます。
アバットメント
アバットメントはインプラントの土台となる存在で、インプラント体と上部構造(かぶせ物)をこのアバットメントで連結させるという役割を果たします。アバットメントは一般的には、最初からインプラント体にスクリューで固定されていますが、スクリュー式だからこそ取り外しや固定の調整が可能です。
上部構造(かぶせ物)
義歯となる部分です。この上部構造の取付・固定は、セメントを使用するケースと、スクリューを使用するケースとがあります。
インプラント体の種類
インプラント体には、実はさまざまな種類があります。インプラントメーカーによって特徴やメリットなども異なりますので、どんなインプラントメーカーがあり、それぞれどんな特徴やメリットを持っているのかを知っておきましょう。
インプラントの寿命はどれくらい?
インプラントの10年生存率は90%以上と言われています。ブリッジの平均寿命が7~8年、入れ歯の平均寿命が4~5年と言われているので、それらに比べ、インプラントの寿命が大幅に長いことが分かるでしょう。
歯科医院における定期的なメンテナンスや、日常における適切なセルフケアを継続すれば、インプラントの寿命はさらに延びることでしょう。
インプラントは病気の人でもできるのか?
インプラント手術は義歯をしっかり固定できるため、残っている歯を削ったり、残っている歯に装置を付けたりする必要がありません。残った歯に負担をかけず、今までの自然な歯とほとんど同じように物を食べることのできる、とても魅力的な治療なのです。
しかし、医療行為に該当するので、この手術が受けられないケースもあります。どのような疾患に罹患したらインプラント手術が受けられないか、その理由も含めて解説します。
インプラントは痛いのか?
インプラント手術を受けるにあたって、痛みがあるのかどうかを心配する人は少なくありません。
このページでは手術中の痛み、術後の痛み、2回法のインプラント治療を受けた際の2次手術の痛み、それぞれの痛みがどんな程度になるのかについてご説明しています。
また、どうしても痛みのリスクが怖いという人のために、痛みによる負担を大幅に軽減できるタイプの手術法についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
監修者紹介
滝澤 聡明医療法人社団明敬会 理事長
滝澤理事長の運営するクリニックでは、全国のクリニックでも数少ない「全症例の9割近くをフラップレス手術で行っている」クリニックです。
患者さんのためになる施術・カウンセリングを心がけており、フラップレス手術を推進するのもその思いがあってこそ。
「医療は絶えず変化するもの。だから自分の医院の診療もその変化に必ずついていく」という考えのもと、新しい技術を積極的に取り入れています。
運営者情報
ヘルスケア編集部Zenken株式会社
歯を失った場合の治療として、主流になりつつあるインプラント治療。しかしフラップレス手術は、ネット上はおろか書籍でもまだまだ情報が少ない治療方法です。
「メスを使わないインプラント」は、我々患者にとってメリットが大きいはず。そこで当編集部は、フラップレス手術を前面に押し出している医療法人社団明敬会に取材を申し込みました。
免責事項
切らないインプラント施術 フラップレス手術のすべて
監修:医療法人社団 明敬会
タキザワ歯科クリニック
03-3685-1444
湘南藤沢歯科
0466-37-3090
一般的な費用相場
190,000~400,000円程度(税抜)
※インプラント1本の埋入価格
【インプラント治療にかかる期間】
インプラント治療にかかる期間は、平均6ヶ月~12ヶ月。
主なデメリット
歯茎の骨の形状、神経の走り方によって受けられない人がいる。