オステム社のインプラント
アジアで高いシェアを誇るオステム。ここでは人気の秘密やオステム社について紹介しています。
オステムジャパン社について
世界で使われているインプラントメーカー
韓国発のオステム。現在は日本や中国、アメリカ、インド、ドイツなどにも拡大しています。公式サイトによると、2010年の世界市場での売上は500万ドル(米ドル)に到達。品質も国際的に認められており、ISO9001という品質マネジメント規定や、米国でいう厚生労働省のFDAでも認証されています。
オステムが考えるインプラントとは
入れ歯と比べると噛む力が強くなる・不快感がなくなる・最長30年使用でき経済的というメリットを掲げているオステム。口元に自信を取り戻すと、食べるのが楽しくなくなる・自然と笑顔になれると考えています。また天然の歯と同じように見えるため、笑顔も自然に。インプラントのことを「第二の永久歯」と捉え、歯を失った方々の支えになるように日々開発に勤しんでいます。
オステムのインプラントの特徴
3大メーカーのいい所取り
オステムのインプラントは、骨と結合しやすいSLA表面です。また、形状はネジが緩みにくいプラットフォームスイッチングとコニカルシールとなっています。
現在インプラントメーカーは数百ありますが、その中でもプローネマルク・ストローマン・アストラの3つが3大メーカーと言われています。この3社は、骨に固定しやすい・ネジが緩みにくいという長所がありますが、それぞれにデメリットがありました。オステムは、3大メーカーのインプラントが発売された後から開発されたため、デメリットを極力小さく工夫できているのです。
価格と質の両立
何かと費用がかさんでしまうインプラントの治療。少しでも安くしたいものですよね。価格と質の両方をこだわりたい方におすすめなのが、オステムです。クリニックによって変動がありますが、他ブランドの価格が100万円を越える中1ピース約56万円となっています。
安かろう悪かろうと考えてしまいがちですが、オステムは国際規定のISO9001や米FDA(米国食品医薬局)で定められたclass-3をパス。製品の良さを世界的に認められているのです。
3.5mmからあるので、日本人の小さい顎に合う
オステムのインプラントは、韓国で開発されています。そのため、日本人の小さな顎にもぴったり。3.5mmのスタンダードタイプもあり、頑丈さも文句なし。
ITIのストローマンにも3.5mmがあるのですが、ナローインプラントという種類です。ナローは直径が細く、噛む力をかけづらい心理が働いてしまいます。スタンダードタイプを入れるには骨の幅が不足しているが、ナローだと心細い…という方には、オステムのスタンダード3.5mmはとても心強いでしょう。
オステムのインプラントの種類
オステム社のインプラント製品の特徴を紹介します。
TSⅢA
チタンやチタン合金を利用したインプラントです。1回法と2回法の両方の施術法に対応しています。用意されているサイズはミニとレギュラーの2サイズです。一部のパーツはサイズによって色分けされていて、治療時に取り間違えるミスを防げるでしょう。
アバットメントを保護するキャップを利用すれば、施術後の生活で違和感や不快感を減らせます。また、アバットメントが万が一外から見えたときにも見栄えが悪くならないように、露出しやすい部分を金色にしました。
TSⅢAは厚生労働省の認可を受けているのも特徴です。医薬品や医療機器の有効性や安全性をチェックする厚生労働省の認可制度。オステム社のTSⅢAは基準をクリアしているので、安心して治療を受けられます。
SS
TSⅢAと同じようにチタンやチタン合金を使って作られているインプラントです。厚生労働省の認可を受けているのもTSⅢAと一緒で、品質や安全性を心配する必要はありません。商品としては、SSⅡやSSⅢが出ています。
対応しているのは1回法のみで、2回法の手術には対応していません。サイズはミニ・レギュラー・ワイドの3種類ですが、ミニサイズはあまりラインナップが多くなく、ほとんどはレギュラーとワイドサイズです。
SSⅡ・SSⅢともに初期固定力に優れています。また、初期固定時の埋入・調節が簡単に行えるのがメリットです。自慢の初期固定力は骨質が弱くても発揮されます。即時埋入をスムーズに行えるでしょう。インプラントが安定し、かかる力をうまく分散できます。
US
USシステムもチタンとチタン合金でできています。1回法と2回法の両方に対応できるインプラントです。しかし、得意とするのは2回法の施術です。もちろん、1回法で利用することもできます。
オスコム社のほかのインプラントのように、USシステムのインプラントも厚生労働省の認可を受けています。今回ご紹介したそれぞれのインプラントが厚生労働省の認可を受けているオスコム社のインプラント。信頼性の高さを追求しています。
USシステムもUSⅡとUSⅢが現在提供されています。どちらもRBM表面処理を採用し、骨との親和性が高くなっています。さまざまな骨質に利用できるのもUSシステムの強みです。固定力が高いので、使用時の違和感が少なくて済むでしょう。
監修者紹介

滝澤 聡明医療法人社団明敬会 理事長
滝澤理事長の運営するクリニックでは、全国のクリニックでも数少ない「全症例の9割近くをフラップレス手術で行っている」クリニックです。
患者さんのためになる施術・カウンセリングを心がけており、フラップレス手術を推進するのもその思いがあってこそ。
「医療は絶えず変化するもの。だから自分の医院の診療もその変化に必ずついていく」という考えのもと、新しい技術を積極的に取り入れています。
運営者情報
ヘルスケア編集部Zenken株式会社
歯を失った場合の治療として、主流になりつつあるインプラント治療。しかしフラップレス手術は、ネット上はおろか書籍でもまだまだ情報が少ない治療方法です。
「メスを使わないインプラント」は、我々患者にとってメリットが大きいはず。そこで当編集部は、フラップレス手術を前面に押し出している医療法人社団明敬会に取材を申し込みました。
免責事項
切らないインプラント施術 フラップレス手術のすべて
監修:医療法人社団 明敬会
タキザワ歯科クリニック
03-3685-1444
湘南藤沢歯科
0466-37-3090
一般的な費用相場
190,000~400,000円程度(税抜)
※インプラント1本の埋入価格
【インプラント治療にかかる期間】
インプラント治療にかかる期間は、平均6ヶ月~12ヶ月。
主なデメリット
歯茎の骨の形状、神経の走り方によって受けられない人がいる。