ストローマンインプラント
ストローマンは世界70ヵ国以上で取り扱われているインプラントのメーカーです。こちらでは、ストローマンのインプラントの特徴や種類について解説します。
ストローマン社について
ストローマンはスイスを本拠地としたインプラントメーカーで、世界4大インプラントメーカーの一つといわれています。ストローマン製のインプラント製品は、70ヵ国以上もの国々で取り扱われており、高い信頼性と品質の良さが評判です。
ここでは世界中の医師により信頼されている、ストローマンのインプラント製品の特徴や種類について詳しく解説します。
ストローマンのインプラントの特徴
- 世界トップクラスのシェアを誇るインプラント
- 疲労強度が高いマテリアルを使用
- 最短6mmなので日本人にはサイズが大きいこともある
ストローマンのインプラントは世界70ヵ国以上で普及しており、世界トップクラスのシェアを誇っています。これまで1,300万本以上の治療が行われ、多くの人々から選ばれているインプラントといえるでしょう。
負荷に耐えられる強度を示す「疲労強度」が高いマテリアル(素材)が使われているため、繰り返し噛むことによる破損の心配はいりません。 ただ、ストローマンのインプラントのサイズは最短でも6mm。日本人にとってはサイズが大きく、使えないケースもまれにあるため、信頼できる歯科クリニックで相談してから使用を決めましょう。
ストローマンのインプラントの種類
ストローマンティッシュレベル インプラント
埋入・修復・メンテナンスが簡単にできる
1回の手術で埋入ができるように開発されたインプラントです。治療後の修復やメンテナンスも簡単。ストローマンティッシュレベルのインプラントを埋入した人の経過を追ったところ、9年後のインプラント周囲炎が起こる確率が低いと判明しています。
参考元:straumann「Straumann®ティッシュレベル インプラント」
強度が高いRoxolid®を採用している
ストローマンティッシュレベルのインプラントでは、歯科用インプラントとの相性が良いRoxolid®が使われています。純チタンよりも強度が高く、チタン合金よりも骨結合しやすい性質を持つマテリアルです。患部の早期治癒を目指して開発されています。
参考元:straumann「More than solid-Roxolid®.進化したマテリアル拡がるオプション(PDF)」
ストローマンボーンレベル インプラント
柔軟性と審美性を兼ね備えている
審美性を高めることを目的に開発されたのがストローマンボーンレベルのインプラント。さまざまな症例で優れた柔軟性を示しています。審美性が求められる部位での使用がおすすめで、患者からも高い満足度を得ているのが特徴です。難症例でも早期治癒・骨再生が期待できます。
参考元:straumann「Straumann® ボーンレベル インプラント」
ストローマンが独自に開発したマテリアルを使用
ストローマンボーンレベルのインプラントに使用しているのは、ジルコニウムとチタンが配合されているRoxolid®。もともと強度が高いジルコニウムとチタンが合わさることで、アバットメント部分の疲労強度が純チタンに比べて24%アップしています。
参考元:straumann「Straumann PARTNERS(PDF)」
ストローマンPURE
ジルコニア100%のインプラント
金属アレルギーの人が使いやすいインプラントとして登場したのが、ストローマンPUREです。名前のとおり100%無垢のジルコニアでつくられており、金属を使っていません。骨よりも固いため強度も問題なく、白い素材のため審美性の高いインプラントになります。
参考元:医療法人社団 有心会の公式活動ブログ「100%ジルコニアインプラント/ストローマンPUREを導入開始!!」
身体との親和性が高い
チタンのように人の骨と結合する性質を持ち、ストローマン独自の製品[SLA]比較テストにおいてもチタンと同程度の結合力があると判明しています。表面が滑らかで、歯肉との親和性も優れているのが特徴です。
参考元:有心会インプラントセンター「ジルコニアインプラント」
SLA ACTIVE
優れたパフォーマンス
SLA ACTIVEはとてもパフォーマンスの良いインプラントで、さまざまな症例に対応することができます。イミディエイト・ローディング(即時負荷)を行った場合、10年経過した後の残存率が98.2%と100%に近いです。骨に問題があり、放射線治療を施した場合でのインプラント残存率はなんと100%。また、治癒期間については通常1.5か月から2か月とされていますが、3週間から1か月程度に短くなりました。
参照元:straumann「Straumann® SLActive®」
厚生省に認可された製品
SLA ACTIVEは厚生省認可製品です。以下の資料を参照してください。
参照元: 医療用品(4)整形用品 歯科用インプラントフィクスチャ 42348000 ストローマンインプラント(Roxolid SLA) BL) (PDF)
医療用品(4)整形用品 歯科用インプラントフィクスチャ 42348000 ストローマンインプラント(Roxolid SLA) BLT) (PDF)
医療用品(4)整形用品 歯科用インプラントフィクスチャ 42348000 ストローマンインプラント(Roxolid SLA) TL) (PDF)
明敬会のストローマンインプラントの費用
ストローマンのインプラントは、明敬会東京日本橋デンタルクリニックでの治療で取り扱われています。明敬会で実際に使用されているストローマン製のインプラントをご紹介します。
- 使用製品:SLA ACTIVE(スイス製)
- 費用:インプラント体 200,000円、アバットメント 60,000円
- 保証期間:10年
監修者紹介
滝澤 聡明医療法人社団明敬会 理事長
滝澤理事長の運営するクリニックでは、全国のクリニックでも数少ない「全症例の9割近くをフラップレス手術で行っている」クリニックです。
患者さんのためになる施術・カウンセリングを心がけており、フラップレス手術を推進するのもその思いがあってこそ。
「医療は絶えず変化するもの。だから自分の医院の診療もその変化に必ずついていく」という考えのもと、新しい技術を積極的に取り入れています。
運営者情報
ヘルスケア編集部Zenken株式会社
歯を失った場合の治療として、主流になりつつあるインプラント治療。しかしフラップレス手術は、ネット上はおろか書籍でもまだまだ情報が少ない治療方法です。
「メスを使わないインプラント」は、我々患者にとってメリットが大きいはず。そこで当編集部は、フラップレス手術を前面に押し出している医療法人社団明敬会に取材を申し込みました。
免責事項
切らないインプラント施術 フラップレス手術のすべて
監修:医療法人社団 明敬会
タキザワ歯科クリニック
03-3685-1444
湘南藤沢歯科
0466-37-3090
一般的な費用相場
190,000~400,000円程度(税抜)
※インプラント1本の埋入価格
【インプラント治療にかかる期間】
インプラント治療にかかる期間は、平均6ヶ月~12ヶ月。
主なデメリット
歯茎の骨の形状、神経の走り方によって受けられない人がいる。